災害時に於ける日本の医療全体の方針

大規模災害発生時に活動するDMAT(災害派遣医療チーム)の考え方

  1. 地震等の災害時には、心肺停止の人だけでなく、多数のけが人が出ます。
    普段なら重傷と扱われるのに大災害時には軽傷と扱 われる負傷者(骨折など)が多数出ます。
    災害時の医療の目標は、「普段なら助けられ る人を災害だからといって失わない。助けられる命を一人でも多く助けること」であり、この状況では心肺停止の人は後回しになります。
  2. 平時に心臓マッサージやAEDで助けられる人は、心臓が原因で心肺停止になった方であり蘇生で心臓が動けば助かる可能性が高いです。
    しかし地震などの災害では、頭部外傷、肺の外傷、大出血などの原因があり2次的に心臓が止まっており、心臓が再開できても原因の治療ができなければ助かりません。

この二つの理由で大災害時には蘇生は行こなをれません。
ただし、災害時であってもけが人の数が少なく対応が出きる状況ならば蘇生は行われます。
出展及び参考